ロタウイルスワクチン無料化

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ロタウイルスワクチンは定期接種(無料)です
~令和2年8月1日以降に生まれた児が対象です~

ロタウイルスワクチンの必要性

 最近はロタウイルス胃腸炎をあまり診なくなりました。多くの子どもがロタウイルスワクチンを受けるようになったからです。小児科医としては、親御さん方の予防医学に対する意識の高まりを感じ、大変うれしく思います。
 感染性胃腸炎は様々なウイルスによって起こりますが、中でもロタウイルスによるものは、嘔吐がひどくて脱水症を起こし、入院が必要になるような重症例も少なくありません。実際、脱水症がひどくて命を落とした児もいます。更には痙攣を起こしたり、脳炎を起こすこともあるという怖い胃腸炎です。因みに、小児の脳炎・脳症の中で、インフルエンザ、突発性発疹に次いで3番目に多いのが、このロタウイルス胃腸炎によるものです。
 ワクチンは非常に大きな効果があり、接種するとロタウイルス胃腸炎に罹患することはまずありませんし、もし罹っても軽症で済みます。罹った時の怖さと、ワクチンの効果を知っている小児科医としては、是非受けておいて欲しいワクチンです。



定期接種の対象者

 これを受けて、厚生労働省も令和2年10月1日より本ワクチンの定期接種化に踏み切りました。令和2年8月1日以降に生まれた児が対象です。それ以前に生まれた児は、有料となります。
 但し、令和2年7月31日以前に生まれた児でも、荒尾市・長洲町在住の児には助成があり、全額私費で払う必要はありません。



ロタウイルスワクチンの種類・効果

 ワクチンは2回接種(1価:ロタリックス)と3回接種(5価:ロタテック)の、2種類があります。ロタリックスは2回、ロタテックは3回経口接種します。どちらのワクチンを接種しても、効果は変わらないとされています。


接種時期は?

 このワクチンを接種しておくと、毎年冬場から春先にかけて、乳幼児の間に流行するロタウイルス胃腸炎を予防でき、流行期にも安心です。是非、接種されるようお勧めします。ただし、遅くとも生後24週0日(およそ5ヶ月半)までに開始しないと、規定の回数が期限内に終りません。規定の回数に満たなくても、それなりの効果はありますが、十分な効果を期待するには、やはりきちんと規定の回数接種することが必要です。規定の回数が期限内に終わるように、また接種後の腸重積の発症リスクを避けるためにも、余裕をもって早めに(生後15週以内、3ヶ月半までに)開始しましょう。
 お奨めの接種計画は、生後2ヶ月でHib・肺炎球菌・B型肝炎ワクチンと一緒にロタウイルスワクチンの接種を開始するというやり方です。
予防接種計画を立てて欲しいというご希望の方は、当院に来院された際、またはお電話でご相談くださいませ。ご希望を伺いながら、効率の良い接種計画をご提案いたします。